2012年12月8日Dec. 8, 2012


大阪府立大学宇宙物理学研究室の院生・徳田一起さん(M1)が国際研究会「New Trends in Radio Astronomy in the ALMA Era」にて、「Poster Award」を受賞しました。

受賞した徳田一起さん





 2012年12月3日(月)から8日(土)にかけて、箱根で開催された国際研究会「New Trends in Radio Astronomy in the ALMA Era」に、当研究室の教員と学生が参加してきました。これは、国立天文台野辺山観測所の開設30周年記念を祝うとともに、国際電波望遠鏡プロジェクトALMAの始まりを見据えて、電波天文学の今後を議論するものです。銀河、星形成、星間化学、系外惑星など電波観測を行う幅広い分野から研究者が集まりました。

 当研究室からは、大西利和先生が星形成セッションの基調講演として招待されたほか、前澤裕之先生はSPARTプロジェクトについて、村岡和幸先生は野辺山45m鏡マルチビーム受信機FORESTについて、D2の西村淳さんが1.85m望遠鏡プロジェクトについて、M1の徳田一起さんが野辺山45m鏡磁場観測受信機について、M1の田中智博さんが星形成領域サーペンスの観測についてポスター講演を行いました。これらのうち、徳田さんのポスター「A New 45 GHz Band Receiver with Dual Polarization for NRO 45-m Telescope」が「Poster Award」を受賞しました!

 開発中の受信機は、来年初頭に野辺山45m電波望遠鏡に搭載され、試験観測を実施したあと、分子雲コアの磁場構造を明らかにして行く予定です。

  研究会最終日には遠足が企画され、10名程度の海外の研究者が野辺山を訪れました。当研究室で開発・運用を行っている 1.85m電波望遠鏡を見学された方々は、実際に動いているところを見て大変よろこんで頂けました。


会場の風景




参加者の皆様




野辺山で1.85m 望遠鏡の説明を聞く方々


  ※アンテナの中も見学していただきました

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